演奏会に足を運ぶこと
音楽の上達に必須なのは、生のライブをたくさん聴くことだと思っています。
その場で感じられるエネルギーや音は身体に振動して響き渡り、時には感動したり、
思わず涙が溢れでる様な演奏に出会うことがあります。
そして音楽する上で大切な「耳」が育ちます。
家で練習している時に、自分の音がどう響いているのか聴き取れなければ、残念ながら上達は困難な道です…
そこで耳を育てる為に、コンサートに積極的に通うことをオススメしたいです。
技術的な指の運動は家でコツコツ毎日練習していれば、それなりに皆、動くようになります。
しかし、音を聴く感性は外に行って経験し、「どうしたらあんな音が出るんだろう?」と、試行錯誤、家で試してみる。
時には時間を忘れて試してみる。
インプットとアウトプットを繰り返していきます。
その反復を長年されている方には正直敵いません…
始めは気が遠くなるような努力と思うかもしれないのですが、
のめり込んでいくと出来る事が増えてきて、自分でも上達している感覚が生まれ楽しくなっていきます。
語学に似ている!?
語学学習も同じような事が言えるかもしれません。
よく「英語耳」を育てる、と言いますが、各国の言語のリズムやイントネーションは日本語と全く異なります。
語学はある程度まで独学で勉強することは可能だと思いますが、
実際にその国の人とコミュニケーションを取ろうと思うと、上手くいかない経験は多くの方がしていると思います。
家でフレーズや単語をたくさん丸暗記しても、人とのコミュニケーションの経験がないとキャッチボールをするのは難しい気がします。
人によってアクセントが違ったり、癖もあるますし、会話独特の温度もあります。
「生きた語学を学ぼう!」と言われるのは分かる気がします。
そして音楽も語学学習もインプットとアウトプットの反復が必須。
音楽も演奏者と聴衆のコミュニケーションで成り立つものですので、その時間芸術を味わい、
音楽的言語の周波数を体感し、様々な音色や表現を観て聴くことは絶対に必要だと思います。
どんなレベルであっても演奏会に行くことは大切?
私は皆さんにコンサートに行くことを勧めています。
どんなレベルであっても大切です。
しかし多くのコンサートは年齢制限があり、小さいお子様は入場できない場合もありますので、
入場可能なものをチェックして頂き、機会があれば是非足を運んで頂きたいと思います。
私のところにレッスンに来た生徒さんで、プロになりたいのに演奏を聴いた事がないという方がいて、内心驚いた事がありました。
本物を知らないで、どうやってプロを目指すのだろう?頭が疑問符でいっぱいに。。。
きっと本人の中で考えて決めたことだと思うので、質問しながら何を求めているのか探っていたのですが…
プロの生の演奏に触れる経験を1日も早くして欲しいと、その時は心から切に思いました。
大学の恩師の教え
私の大学時代の恩師はよく、「耳が育たないで、どうやって上手くなるの?」を何度もレッスンで仰っていました。
いつの間にか私はコンサートの情報収集係になっていて、「面白そうなコンサートがあります!」「〇〇が来日します!」とお伝えすると、
「いいじゃない!一緒に来ましょう!」と、月に1〜2回ご一緒させていただきました。
先生とコンサートに出かけるのは緊張しますが、今となっては宝物の様な思い出です。
終演後に必ずレストランやカフェに行って、感想を求められ、
素晴らしいコンサートの後は子供の様なキラキラした瞳で喜んでいらっしゃる先生を見て、
人をこんなに幸せな気持ちにする音楽って、本当に偉大で、文化遺産だと再認識したのです。
そして、私もこういう先生でありたいな〜、と今は亡き恩師を思い出します。
生徒達を引っ張り出してコンサートに通う先生、情が厚く素敵な先生でした!!
コンサート情報
はじめは何に行ったら分からないという方も多くいるかもしれません。
分からない時は習っている先生にお勧めのコンサートや演奏家を聞いてみる、
または情報が多く掲載されているサイトがありますので、検索してみると良いです。
◆「ぶらあぼ」は多くのクラシック音楽コンサートの情報が掲載されていて豊富です。

◆「チケットぴあ」のサイトも発売中/発売予定のコンサート情報が掲載されています。
◆東京ですと、春に恒例の「東京・春・音楽祭」が開催されます。
毎年3~4月に掛けて、素晴らしい演奏家が勢揃いする大規模な音楽祭です!

日本では毎日、多くのコンサートが開催されています。
是非、コンサートに足を運ばれて、一期一会の体験をして頂きたいと思います♪