クァルテット・インダコの室内楽コンサート
昨日10月22日(水)に、イタリア政府機関のイタリア文化会館・アニェッリホールにて、
クァルテット・インダコの室内楽のコンサートが開催されました。
イタリア文化会館様より、音楽を勉強する若い子達にぜひ聴いて欲しい!と嬉しいご連絡を頂き、
イモラのフェスティバルやオーディションに参加された方々、音高・音大生の方、そしてプロジェクト関係者の皆様にご招待を賜りました。
クァルテット・インダコのメンバーはフィレンツェで研鑽を積み、同門だったのですが今となっては大人気のグループで、
2023年に大阪国際室内楽コンクールで優勝してからは、日本で演奏する機会も多くなったことは嬉しい限りです。
プログラムも魅力的で、イタリアの作品が主なプログラム!
個人的に気になっていたプログラムは、作曲家のフェデリコ・マリア・サルデッリ氏の楽曲でした。
私がフィレンツェに住んでいた頃、近所に住んでいた天才音楽家で、
作曲も古楽演奏、指揮もする音楽家であり、画家、随筆家であることでも有名です。
自宅のチェンバロには自身が描いた風景画、当時の想いを馳せてアンティークのペンを使い、
作曲家の自画像なども描くという…動画からでもインスプレーションを受けることができます!
演奏は息がピッタリ合い、イタリア独特な伸びる歌い回しと、自由な表現力の中にも正統派のスタイルは崩さないスタンスで、
その絶妙なバランスに何度も唸りました。
超満員のお客様の熱気、素晴らしい演奏と共に、多くの友人と再会でき素敵な一夜となりました。
音楽の力で繋いで下さるご縁、感謝の気持ちでいっぱいです。
イタリア文化会館様、ありがとうございました。
——————————————————————————————————————-
プログラム
ニーノ・ロータ(1911-1979)
弦楽四重奏
アレグロ・モデラート、アダージョ・ノン・トロッポ、アレグロ・ロブスト
ニコラ・サーニ(1961- )
嘆きの声ではなく、ため息があり
フェデリコ・マリア・サルデッリ(1963- )
地獄篇第24歌
アレッサンドロ・ソルビアーティ(1956- )
第32歌
ジョヴァンニ・ソッリマ(1962- )
ソネットとロンド
フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847)
弦楽四重奏曲第4番 ホ短調 作品44-2
アレグロ・アッサイ・アッパッショナート、スケルツォ-アレグロ・ディ・モルト、アンダンテ、プレスト・アジタート
クァルテット・インダコ Quartetto Indaco
エレオノラ・マツノ ヴァイオリン
イダ・ディ・ヴィータ ヴァイオリン
ジャミアング・サンティ ヴィオラ
コジモ・カロヴァーニ チェロ
イタリア文化会館(東京・九段下)
イタリア文化会館では多くのイベントやコンサートが開催されています。
多くが無料で入場することができるのも有り難いのですが、お申し込みは予約ですぐに満席となってしまうので、随時チェックは欠かせません。
是非、多くの方に興味を持って頂き、イタリアの芸術家と文化を堪能して頂きたいと心から願っています。
来月には著名音楽家、サルヴァトーレ・シャリーノの講演会とコンサートが開催されます!
本日イタリア文化会館のサイト上にアップされ、まだ残席はある様です。
是非チェックしてみて下さい♪