ルーティーンは必要?
レッスンをしていて、留学準備、音大受験やコンクールなど、
本番を予定している方が多いので、数回に分けて本番のメンタルについて書いてみたいと思います♪
メンタルのコントロール、これは私を含め、生徒さんと向き合っている時に答えのない、
そして一人一人異なる難しいテーマだと常に感じます。
よく言われるのはルーティーン。
「本番前に何をしますか?」
「必ずすることを決めていますか?」
「緊張はしますか?」(← 、、、もちろん凄いします!!!)
という質問を時々受けることがあります。
私は敢えて細かいルーティーンは作らない様にしていて、一番大切にしているのは自分がご機嫌に過ごすこと。
何より、その日に如何に良い気分で過ごすかを大切にしています。
できれば、本番の数日前からご機嫌で過ごすのがベストですが、私の場合はなかなか上手くいかない💧
しかし一度だけ!
1週間前から凄くご機嫌で、演奏も日に日に良くなっていくのが分かり不安がなく、
精神的に安定している事がありました。
その時の本番は今までで一番良い演奏を出来たので、
その感覚が今も残っていて理想となっています。
細かくルーティーンを決めてしまう人もいますが、
私の場合、もしそれが上手くいかなくなってしまった時に、
本番前の感情や神経はとても繊細なので、ちょっとしたことでピリピリ・イライラしてしま宇野で、作らないタイプです。
私の場合
細かくルーティーンは決めていないのですが、二つだけ状況が許せばすることがあります。
一つは朝の散歩です。
お天気が良い時に、太陽の光を浴びながら歩くと気持ちがよく、前向きになります!
そして自然や空を見上げて、綺麗だなと思う感情を暖めて感謝すると、
気持ちよく1日をスタート出来ます!(セロトニンを活性化させる効果があるので、本当は毎日すると良いのかもしれません)
また、歩きながら腕を回したり、身体をゆっくり動かし、深い深呼吸をしてリラックス、
歩きながら出だしを歌ってみる等、気持ちよく弾き始めるイメージトレーニングをします。
雨の時はきっぱり諦め、お部屋の中で軽い柔軟体操をしながら身体を動かしています。
そして、夜に本番がある場合は、午後に仮眠をすること。
イタリアの恩師に、仮眠は絶対大事!と言われた事がきっかけでしてする様になりました。
緊張して眠れないことも稀にありますが、身体を休める為に必ず横になります。
本番の日はいつも以上に朝からずっと集中しているので、頭の中は音楽のことで頭がいっぱい!
ワクワクと、緊張と、不安と様々な感情が瞬間に交差し、頭の中が一杯になります。
それを一度シャットアウトして、フレッシュな気持ちにする為にとても大事だと教わりました。
それは自分の経験からしか学べない気がしています。
「一度の本番はレッスンの10倍学ぶことがある」とよく言われますが、本当にその通り!
本番の演奏だけではなく、それまでの気持ちの持って行き方は人により異なるので、毎回試していくしか方法はないのです。
これで上手く行った!と思っても、その次は感覚が異なることもありますし、体調も毎回違います。
凄く元気なこともあれば万全でないこともある、メンタルが不安定になる予想外の事が起きた時、
予定がたくさん詰まっていて多忙な時、緊張する事が続いている時、海外に行って演奏する場合は時差の問題等、様々。
私たちは人間なので、一日たりとも同じ日はありません。
そしてピアノは自分の楽器を持ち運ぶことが出来ないので、毎回、一期一会で楽器と対面することになります。
状態が良いものもあれば、残念ながらそうでない時もありますし、鍵盤の感覚、ペダル、会場に寄ってスポットライトの当たり方も違うし、音響も違います。
イタリアはステージ上の演奏家がよく見えるように、まるでピサの斜塔の様に舞台が斜めになっていることが多く、
斜めの舞台を初めて経験したのは音楽院の入試の時で、全然思う様に弾けないし、衝撃でした!!!
是非、本番を控えている方は積極的に様々な会場で演奏する機会を作ったり、
そこから逃げないで、どんどん恥をかきながら経験を積んでもらいたいと切に願っています♪
現在、講師を勤めている「マエストローラ音楽院」(新宿御苑)は、3か月ごとに発表会が音楽院内のサロンで開催されています!
これは本当に素晴らしいこと。
是非、音楽院に通う生徒さんには参加をお勧めします♪